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Space.

カオスから生まれる空間―杉本充の現在絵画

8月18日(木)−9月12日(月)

絵画の古典技法に関心を寄せ、テンペラ画、フレスコ画を手がけた杉本充は、絵画の素材や技法に深く関わってきた。

基底材や描画材と、筆のストロークや手の有意が抑制された杉本の行為とが、画面の上で新たな物質性と無形(アンフォルム)な絵画を生む。無意識と偶然性に依存しながら、マチエールが非現実の新たな空間を呼び込むが、画材の物質とこの画家との限りない格闘のスペースこそがカオス(混沌)でもある。

挑戦し続ける杉本の「現在絵画」にどのようなイリュージョンを感じ取るか、観る者に委ねられる。長野県宮田村にアトリエを構える作者の最新作30点余を紹介。

作家によるギャラリートーク

8月20日(土) 午後2時〜  

参加には入館料が必要です。

●杉本充展チラシ.jpg

Space2022/08  

私は2019年から<カオス−コスモス>と題したシリーズを制作してきました。混沌の世界にあって、あるべき本質を見つめる趣旨は漠然としすぎていたかもしれず、今回「マチエルと空間」という自身のテーマを立てました。「宇宙的な幻想を描いているのでは」と受け取られることも多かったのですが、じつは最初にイメージは無く、偶然性に基づくプロセスと、純粋に造形的な感覚とによる操作の結果得られたものです。「space」はその操作を可能にする「場」でもあります。

一方、平面性の表現を試みた作品は、画面の雰囲気は異なりますが、これも私の中では追求してきた空間感(観)の表現です。

(杉本充)

 

杉本 充(すぎもと・みつる)

1948年 静岡県伊東市生まれ

1971年 愛知教育大学教育学部卒業

1975年 東京藝術大学大学院美術研究科壁画専攻修了

名古屋市立保育短期大学助教授、日本福祉大学教授、名古屋経営短期大学特任教授を歴任(美術教育)

名古屋造形大学で非常勤講師としてフレスコ画実技を指導

グループ展、企画展に出品し、個展多数開催