過去の展覧会 

2021

​常設展示

企画展示

コレクション展示

 

鈴木崧、吉原治良、ポール・ジェイキンス、ジョルジュ・マチュー、今井俊満などのアンフォルメル絵画作品の展示。

美術館の百数十点のコレクションの中から定期的に展示替えをしています。

Vol.1  4.17 (土)-5.5 (水) 

小麻智美展 「 転展回開」 

Vol.2  5.8 (土)-5.23 (日) 

古庄真理子展 「 さざめくひかりの水面を掬って」

Vol.3  5.29 (土)-6.13 (日) 

北村月香 展「 すきまの時間の訪問者たち」

Breathとは地元で創作活動をするエマージングアーティスト(萌えいづる作家)をリレー形式でご紹介する企画です。2回目の今期は少女の頃の創作への憧憬を心の奥深くに燃やし続け、いま語りかけ見えてくるものをひたすらに追求する≪かっこいい≫3人の女性作家たちです。手法は異なっても共通しているのは表現へのひたむきさであり、制作という営みの悦びです。3人によって順次展開されていく麗しき創造の息吹にご注目ください。

 

Breath 2021

Breath is a project that introduces emerging artists who are pursuing creative activities in their hometown, changing from one exhibition to another like a relay race.

For the second annual exhibition of Breath, we explore the visual work of three cool female artists. Each of them has held, since childhood, the kindling in their hearts of a deep desire to create. Each of our featured artists continually strives to capture and render their unique vision.

Even though their methods and media are different, what they have in common is dedication to expression and a joy of production. As you enjoy the exhibitions, see if you can discern the breath of creativity that is relayed in turns by the three artists.

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6.19 (土)-7.19(月) 

古畑智気 展 [Revision]

絵はなぜ平面に描かれるのか、という疑問が私にはある。昔、アート作品は建築に付随していた。しかし時代とともに変化し、作品はキャンパスや台座を必要とした。このような変化は、何によってもたらされたのだろうか。1つの仮説を立てる。いつか絵は平面に描かれなくなるだろうか。私はその疑問に向き合うため、CNCという機械に頼ることにした(CNCとはコンピューター数値制御のことで工場等で昔から広く使用されている機械である)。

機械は絵の技法や素材と同じく選択肢のひとつである。アートは自律していない。それ自体では何ら価値を持たない。常に不安定で、不確かで、たえず変化する。絵も変化してきた。いつか絵は平面に描かれなくなるだろうか。しかしながら、そのような想像は私には難しい。

[古畑智気]

 

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7.31 (土)-8.29(日) 

北野敏美 版画展

ー腐食の様相・記憶された日常ー

北野敏美は大学での美術教育でものづくりの領域を幅広く学んだことがその後の自らの表現を左右する上で意義があったと述懐しています。それから長く中学校、短期大学で版画やデザインを教えてきましたが、美術館や大学でワークショップや集中演習なども数多く手掛けてきました。人に教えることは自身の表現を見つめるうえで有益だったと語っています。その傍ら積極的に国内の美術賞展や国際版画コンクールに出品して数多くの受賞を重ねて今に至っています。

表現の手法は銅版画を主としながらシルクスクリーン、コラグラフなどの技法を併用し版という間接表現にこだわっています。喫茶店のカウンター、届けられた花束、制作台の一隅などの何気ない日常の一場面が主なモチーフだと言います。しかしその形は画面の中で強調されまたは捨象されて形成されていき抽象的な表現になっていきます。

本展示においては北野版画の世界を存分に堪能して頂きたいと思っております。それと同時に当美術館展示の吉原治良、ポール・ジェンキンス、鈴木崧達の抽象絵画と北野作品の同時鑑賞を通して抽象について理解を深める機会になりますことを願っております。

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