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愛称が決まりました

 

開館30年を迎え、いっそう親しまれる美術館をめざして、アンフォルメル中川村美術館の『愛称(ニックネーム)』を募集しました。

応募は必ずしも多くはありませんでしたが、村内外から21人の21作品が寄せられました。アンフォルメル中川村美術館と中川村教育委員会とによる選考会において、二人の2作品を採用候補として検討を加え、子供から年配者まで親しみやすい平仮名とし、次のとおり決定いたしました。

「あんびぃ」

「アンビー」を応募された村内在住の種田大輔さん、「アン美」を応募された小学生の伝宝 翼さんのお二人へ表彰状を差し上げました。美術館への気持ちが表れており 大勢の人々に親しまれる美術にふさわしい愛称です。今後、「あんびぃ」はアンフォルメル中川村美術館の広報、宣伝に使用させていただきます。

「アンフォルメル美術」は馴染みが薄い言葉ですが、20世紀半ばにフランスで始まった先進的な芸術運動のことです。この美術館を訪れると、当時の芸術家のチャレンジする情熱に心動かされます。アンフォルメル(形が決まっていない)という自由な気持ちで作品を創造したり、気軽に芸術にふれたりしてみましょう。

今回応募された皆様のコメントには美術館の特徴や魅力に触れたものが多く、これからの運営に期待を寄せる言葉もありました。これらを少しでも活かしながら、大勢の皆様が気軽に足を運んでいただけるよう取り組んでまいります。

見つける・親しむ・楽しむ なかがわ芸術村2023

モチーフは地域の 水・土・石・橋

 

長野県内で活動する現代の美術作家が地域の身近な素材と場所に注目し、多様な表現をくり広げます。

テーマは「見つける」「親しむ」「楽しむ」

現代美術作家の指導により、大勢のみなさんが幅広く参加できるイベントを開催します。現代の表現活動をとおして身近な自然や文化を見つめ直し、地域の魅力を掘り起こします。

[イベント詳細]

1)水を知る 

塚田裕氏(1966〜/富士見町)の活動を介したプログラム​ 終了しました

村内飯沼地区に残っている棚田は、住民有志(令和4年からは伊那食品グループの[ぱぱな農園]が主体)が耕作し、収穫した酒米を村内の酒造会社が買い取ることで存続してきました。塚田氏はこの棚田の収穫後の稲わらを使用して、アンフォルメル中川村美術館の屋外に大型のオブジェ作品を設置します。また、村内の小学校で子どもたちが育てた稲のわらも使用する予定です。

棚田からの稲わらの運搬、作品設置に際して相当の人手が必要となります。大勢の皆様のサポーター参加をお願いいたします。

展示終了後は、作品に使用した稲わらを希望者に無償配布します

塚田裕展〜自然と日常〜 

この村の地形と人々の長い営みから生まれた棚田の空間が、膨大な稲わらの彫刻として美術館の丘で転生します。

展覧会:11月9日(木)〜11月30日(木)

アーティストトーク:11月11日(土) 午後1時〜 参加料400円(入館料)

◉眞板雅文氏(1944〜2009/富士見町にアトリエ)の表現を介した展示 終了しました

眞板氏は1980年代以降、自然のモチーフ、特に水をテーマにした彫刻作品を数多く発表してきました。永遠のエネルギーを持つ水が、石や鉄とともに作品を構成しています。それらの作品をアンフォルメル中川村美術館の屋内外へ展示し、塚田氏の表現とコラボレーションして水に対する多様な視点を紹介します。

眞板雅文〜水の旅〜

身近な素材で様々な表現を展開した眞板の作品のうち、水をめぐる作品が伊那谷を眺望する空間に展開します。

展覧会:11月9日(木)〜11月30日(木)

ギャラリートーク:11月11日(土) 午後2時〜 参加料400円(入館料)

◉宮坂了作氏(1950〜/諏訪市)の活動を介したプログラム 終了しました

令和2年に重要文化財に指定された美しいアーチ橋・坂戸橋の上から、作家が天竜川に水を注ぐパフォーマンスを行います。注ぐ水は、村内の酒造店で使用している井戸水約5リットル。

パフォーマンス:10月22日(日) 午後1時30分 観覧無料

(国道153号線脇の駐車場・小公園から観覧いただけます)

2)石を知る/土に親しむ

中谷聡氏(1959〜/辰野町)の活動を介したプログラム 終了しました

石と正面から向き合い彫刻を制作するとともに、陶土による軽やかな表現も手がける中谷氏の性質が全く異なる二つの素材の表現による作品を紹介し、土粘土を使用したワークショップを開催します。コロナ禍で触覚が退行している現今の造形活動を再考するものです。

中谷聡展〜内包された時〜 

ひたすら石を彫る作家の身体が内と外をターンし、石に浸透する存在への深い共感を生みます。

展覧会:8月26日(土)〜9月18日(月/祝)

アーティストトーク:8月26日(土) 午後1時 参加料400円(入館料)

ワークショップ:土粘土であそぼう 8月27日(日) 午後1時〜3時 

小学生16人募集 参加料300円 申し込みが必要 

 

3)橋を見つめる

◉北澤一伯氏(1949〜/伊那市)の指導によるプログラム 終了しました

ークショップ:石橋をたたいて渡る

日時:10月8日(日) 午前9時−11時30分

会場:中川村坂戸橋/アンフォルメル中川村美術館 *雨天の場合はアンフォルメル中川村美術館内

募集:15名(小学生〜一般) *小学生は保護者の同伴が必要です

参加申し込み:10月5日(木)までにアンフォルメル中川村美術館へ(電話0265−88−2680)

参加料:300円(当日お持ちください)

指導:北澤一伯(彫刻家/伊那市)

中川村の天竜川にかかる坂戸橋(重要文化財)は、鉄筋コンクリート製単アーチ橋として昭和8年に完成し、戦前・戦後を経て、さまざまな人々が往来し現在に至っています。その場所を「たたき台」とし、アンフォルメル(不定形)を考えるワークショップを行います。 

橋のなかで自分が気に入った部分を、拓本用のやわらかいで墨で和紙に写し取り、クリアブックに入れて拓本集を作って美術館に展示します。

眞板・塚田展.jpg

4)水を知る/橋を知る 終了しました

村内の水や橋をモチーフにした写真作品を募集し、展示します。

村内の川や滝など自然のモチーフや、水を利用する農耕や生活の場面、また身近にある様々な橋を撮影した作品を募集し、美術館で展示・公開します。子どもから年配者まで、村内外のどなたでも応募できます。いいとこ発見−なかがわの橋と水

応募期間:9月30日(土)〜10月9日(月/祝) 受付:アンフォルメル中川村美術館

展示期間:10月21日(土)〜11月6日(月) 会場:アンフォルメル中川村美術館

*岐阜県在住の井戸英夫さんの作品が特別賞に選ばれました。令和6年度に当館で作品展が開かれます。

 

5)アートサポーターを募集

[なかがわ芸術村]の活動をサポートする楽しさを実感し、地域の魅力や誇りを伝えていく「アン美シャス」への参加を募集しています。

アンフォルメル中川村美術館へお問い合わせ、お申し込みください。

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